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メキシコ紀行〜渡航中のヒヤリハット

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メキシコ実習を終えて成田に到着しました。

 

すると、成田乗り継ぎの福岡便が欠航とのこと。しかたなく羽田に移動し、ラウンジでシャワーを浴びて、待機中です。

 

そう言えば、今回の旅では、最初に泊まったホテルでシャワーのお湯が出ないというトラブルに会いました。幸い、洗面台のお湯が出たので、それをペットボトルに入れたものをシャワー代わりにして、3日間体を洗いました。

 

もう5回目となるこの実習では、この程度のトラブルは朝飯前のことです。むしろ、毎回、何らかのトラブルに巻き込まれつつも、それを乗り切って来た経験が、確実に次の実習に活かされています。

 

そんな中でも、やはり、海外では想定外のトラブルは起こります。今回の場合、実習メンバーの女性教員が就寝していたホテルの部屋に、いきなり見知らぬ男が入って来るという、大変な騒動がありました。

 

その男は、部屋に入って電気をつけるなり、大きな声を一言発して、すぐに出ていったそうです。驚いた女性教員はすぐにメッセンジャーを通じて我々グループメンバーにそのことを告げ、気づいた男子学生や別の教員スタッフが対応してことなきを得ました。

 

なぜその様なことが起きたのか。

 

遅くチェックインした男に、女性教員が宿泊している部屋のカードキーを間違って渡してしまい、それで部屋の鍵を開けて入ってしまったというのが、フロント係の言い分です。もちろん、ホテル側の落ち度ですから、従業員には以後このようなことが起こらないよう、厳しく注意を促しました。

 

その一方で、こちらに落ち度がなかったかを振り返ってみると、カードキー扉の場合、内鍵をかけていれば、外からカードをかざしても開かないはずな(その部屋も実際にそうだった)ので、ホテル側の言い分が正しければ、内鍵の施錠をしていたつもりでも、それが中途半端だった可能性があります。

 

こうしたヒヤリハット事例の後は、同じ事故やさらに深刻な事故を起こさない様にするために、どうすればそのようなリスクを下げることができるかを考え、その上で、自分たちで実行可能な対策を立てることがとても大事です。では、今回のようなケースに対してどのような対策が考えられるでしょうか。

 

翌朝、チームメンバー全員で話し合い、打つべき対策としたのは次の5つです。

  1. チェックイン時にメンバー全員の部屋番号情報を共有し、メンバーが宿泊施設のどこにいるかを互い把握する。
  2. 部屋の内鍵の動作状況をチェックし、異常があればすぐに部屋の変更を願い出て、部屋にいるときは必ず内鍵をかける。
  3. インターネットを常時使用できる環境を作り、メッセージがすぐにメンバーと日本に残っているスタッフに届くようにする。
  4. 同時に、ネット電話の通話ができるようにしておく。
  5. もし居住環境が不安視される場合は、防犯ブザーを携帯し、就寝時はドアに貼り付けておき、開けられた時には鳴るようにしておく。

以上を全員で確認し、できることはすぐに実行に移しました。その教訓は、今後の実習にも活かしていきます。

 

このほか、空港の両替所でメンバーのうちの誰かが偽札をつかまされるという事件もありました。すぐに、同じような偽札がないか、全員でチェックしたところ、被害はその500ペソ札(約4千円の価値)1枚だったので胸をなでおろしました。

 

いつも使っていないお札が、偽札かどうかを即時に見抜くのは、そのようなことがほとんど起こらない環境で暮らしている日本人にとって、なかなか難しいことだと思います。今回の場合は、日本ではなかなかできない貴重な体験だったと、ポジティブに受け取ると同時に、次回以降は、両替をしたらすぐに確認する癖をつけたいと思った次第です。

海外との行き来が増える昨今です。皆さんもどうぞお気をつけて。

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