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小学生は直球勝負

小学生を相手にする講演でのやりとりでは面白いことがよく起こる。

 

彼らは、絶対に変化球は投げない。いつも直球勝負だ。先日、筑紫野市内の児童館での講演もそうだった。

 

会場に到着後、どんな人たちが来るのかを改めて確認したところ、小学生たちも結構参加するということがわかった。午後6時半という遅い開始時間の講演では珍しいことだ。

 

せっかく子どもたちに来てもらうのに、退屈させては申し訳ないと思って、開始までの30分ほどで、子ども用のスライドを準備し直して講演に臨んだ。

 

最前列の長机に行儀よく正座していたのが3人の小学2年生女児。参加者中最年少の彼女らが、とてもよく反応してくれて、私もやりやすかった。

「みんなが生まれて初めて口にしたものは?」と私が訊ねると、「ミルク!」と言う。

 

「牛乳っていう意味じゃないよね。牛乳は牛のお母さんのおっぱい。あれは、人間のためじゃなく、本当は牛の赤ちゃんのために出しているからね。みんながそれを給食の時間に横取りしてるだけ。だから、牛さんありがとうって言いながらいつも飲んでね。


ところで、お母さんのおっぱいも牛さんのお母さんのおっぱいも、同じものからできているのだけど、何からできているか知ってる?」

 

するとまた「ミルク!」と最前列。それを後ろで聞いていたその子のお母さんが首をうなだれながら苦笑する。私からは、母乳が血液からできていることや、その理由を説明した。

 

そんなこんなで全部で90分。彼女たちには長く感じたかもしれないと思った私は、「ちゃんとわかった?僕のお話」と講演終了直後にその子らに尋ねると・・・

 

「学校の先生よりわかりやすかった~!!」

 

快活な調子で返ってきたその返事を、今度は、私の隣で聞いていた元小学校長の館長さんが苦笑。

 

君たち、それを言っちゃ~オシメエよ~。

(写真は、佐賀商業高校定時制の講演前にいただいた給食)

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