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【講演・セミナー情報】

一般参加可能な講演とセミナーの情報です。2/10は創食倶楽部によるブース販売があるかも(現在交渉中)。2/17は熊本で自炊塾を体験できます。

◉2月5日(水)佐賀

明倫小学校PTA食育講演会「食で育む生きる力」
日時 2月5日(水)10:15~11:15
主催者 鹿島市立明倫小学校PTA
会場 鹿島市立明倫小学校体育館(佐賀県鹿島市大字納富分甲59番地)
連絡先 0954-62-5252、FAX:0954-62-5255、meirin-e@mail.saga-ed.jp(鹿島市立明倫小学校・教頭 川野仁司)
参加者 児童、保護者、教員等 約200名

◉2月10日(月)福岡

令和元年度「食育・地産地消県民大会」基調講演「だから自炊なんだ! 子どもが作る『弁当の日』、 九大『自炊塾』からのメッセージ」
日時 2月10日(月)14:05~15:05
主催者 食育・地産地消ふくおか県民会議、JA福岡中央会
会場 都久志会館 4階 会議室(福岡市中央区天神4-8-10)
連絡先 092-643-3575(直通)、FAX:092-643-3573、iriki-n9788@pref.fukuoka.lg.jp(福岡県 農林水産部 食の安全・地産地消地産地消推進係 入来那央)
参加者 児童、一般県民150名程度(参加無料)

◉2月16日(日)福岡

第2回福岡県薬剤師会学術大会シンポジウム基調講演「自炊塾〜大学生の生き方変わる食育」
日時 2月16日(日)10:10~11:10
主催者 公益社団法人福岡県薬剤師会
会場 アクロス福岡 イベントホール(福岡市中央区天神1丁目1−1)
連絡先 092-271-3791、2nd.taikai@fpa.or.jp(公益社団法人福岡県薬剤師会)
参加費 会員:1,000円、非会員:3,000円、薬学生:無料。(参加費は大会当日受付(イベントホール)にてお支払い下さい。参加証を配布します。)

◉2月17日(月)熊本

自炊塾 in 熊本
日時 2月17日(月)10:00~14:00
主催者 熊本市消費者団体連絡会
会場 COCOSA SHIMOTORI 西部ガスショールーム熊本市中央区下通1丁目3−8)
連絡先 yamakawa.riyoko@wave.plala.or.jp(090-2399-5955、熊本市消費者団体連絡会副会長・山川李好子)
参加者 一般30名程度

雑煮の餅の数が教えてくれたこと

新年、明けてましておめでとうございます。

2019の初ブログは雑煮の話題から。

お雑煮は日本の正月、すなわち「ハレの日」を代表する料理だ。

鹿児島出身の妻の実家の雑煮は焼き海老🦐だしの澄まし汁。そこに餅、さつま揚げ、白菜、大豆もやし、三つ葉などが入る。

今朝、この雑煮を頂きながら「若い頃に食べた雑煮は、汁の中に沈んだ里芋の上にお餅が一つだけ乗せられ、食べる人に見えるように盛り付けられていた」と、義母が語ってくれた。

当時、餅がそれくらい貴重な食べものだったということだ。

そう言えば、水俣病被害者の聞き書き苦海浄土~わが水俣病」(石牟礼道子著)の中にも、昭和30~40年の漁村では、米が日常の食卓に上がることがないほど、とても希少であった様子が描かれている。

それから10年ほどしか経っていない頃、餅が3つも入った雑煮を食べられた小学生の私は、とても贅沢な食事をさせてもらっていたのだと、今更のように振り返った。

今、当たり前のように米や餅を食べられることは、とても有難いこと。

そんな感性を持つ人が育つような食育を目指したいと決意した、2019年元日の出来事だった。

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宇久島にて

五島列島最北の島、宇久島。人口2000人。もちろんコンビニはありません。

 

そんな島の小学校の養護教諭に「弁当の日」の意義を伝えて欲しいと、小中高校合同講演会の講師を依頼されました。

 

対象は小学1年生から高校3年生まで85人。島にいる子供たち全員です。様々な講演をこなしてきた私にとっても初めての経験でしたが、一生懸命、私の役割を務めさせていただきました。

 

ここにいる子供たちは、みんな、いつかは島を出ていきます。依頼者の先生たちは、「弁当の日」を通じて、ここを出るまでに健康で元気で生きていくための力を身につけて欲しいと願っているのです。だから私からも、自炊で生きていける力を身につけることがいかに大切か、心を込めて訴えました。

 

島を出て一人で暮らすと、大変な苦労をすることもあるでしょう。そんな時、故郷の味を思い出しながら手料理を作って、誰かと一緒に食べてみたらよいのです。そしたら「明日からまた頑張ろう」という気持ちになれるでしょう。その料理を食べた人から「あんたがおって良かった」と言ってもらえるでしょう。

 

料理を作るという行為は、自分のためだけになされるのではありません。料理を誰かにふるまうとき、そこには他者を思う心が込められ、他者を喜ばせる力が宿ります。これまでに自分に注がれた沢山の愛情を、他者へと注ぐ機会をもたらします。新たな出会いを演出し、新たな仲間とつなげてくれる力を持ちます。それらは、決してお金で買うことができないものです。

 

中学校では、年に、2回の「弁当の日」をやっているそうです。来月には、小学校でも「弁当の日」が始まるようです。最後にお礼の挨拶をしてくれた高校生は、毎日、自分で作った弁当を持って来ているのだそうです。

 

やがてこの島の小中学生たちが自炊をすることが日常の風景になれば、高校生になる頃には、生徒たちは、毎日、自作の弁当を持って来きて、みんなでワイワイ言いながら、料理を交換しあって食べるのが当たり前になるでしょう。そうして育ったこの島の若者は、何処へ行っても、いつも心の中で島の仲間たちと一緒に過ごした楽しい日々を思い起こしながら、毎日、料理を作って幸せに暮らし、いつか故郷の人に喜んでもらえる人になろうと頑張ってくれるでしょう。

 

島からのフェリーが着岸した佐世保港は、フェリーの何倍もの大きさの豪華客船から降りて来た、中国人観光客で賑わっていました。ひょっとすると、自炊力を身につけた宇久島の子どもたちが、海外から日本を訪れる人たちに、自慢の手料理をふるまい、故郷での思い出を語ったり、故郷に外国の人を連れて来たりする日が訪れるのかもしれません。

 

そんなことをあれこれ考えていたら、あっという間に2日間が過ぎてしまいました。できれば、この島にはまた来て、今日出会った子どもたちの成長を見届けられたらと思います。

 

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レモンイエローの命

オレンジじゃない。

レモンイエロー。

卵黄の色のはなし。食べているものが違うからそうなる。

 

うきは市の山奥にある農場で、その卵に出会った。スクランブルエッグを作ると、まるで卵白だけで作ったかのようなのができる。塩を振っただけの卵かけご飯を食べると、卵特有の生臭さはほとんど感じられず、思わずお代わりしたくなるような優しい味がする。この卵黄の色を見て初めて、「黄身」という言葉の意味に合点がいった。

 

その卵を産む鶏たちが普段食べているもの。大麦や米ぬかを糀と混ぜて発酵させたボカシ、それに、畑に育つ野菜や雑草など。つまり、たっぷりの発酵食品と食物繊維で鷄たちの腸内環境を育む。トウモロコシ飼料で肥育する慣行飼育とは全く異なもの。だから、黄身がレモンイエローを呈する。

 

驚くべきは、鶏舎に入っても、あの独特の臭さを感じないことだ。母乳ばかり飲んでいる人間の赤ちゃんの排泄が、私たちの排泄のように嫌な臭いを発しないのを思い出し、再び納得をする。

 

1畳に5羽の密度で平飼いされている鶏たちは、鶏舎内を自由に走り回り、地表に排泄物を落としている。その落し物は、農場の主人によって時折掻き集められ、鶏舎の傍の畑に投げ入れられる。たっぷりと注がれたその鶏糞のおかげで、私たちの肉眼では見ることができない土中の微小な生命体が、天文学的数字にまで膨れ上がり、雨が降ろうともほとんどぬかるむことのない、空隙たっぷりの膨よかな土壌が育まれる。

 

そのフカフカのベッドで育てられる野菜の種まきを、私たちはほんの少し、手伝わせてもらった。この農場では、こうして育つ野菜たちが、再び、鶏たちの体の一部となり、彼らの健全な体づくりを支えている。

 

昼休みの食卓。目の前に並んだ卵かけご飯も、鶏肉の塩糀炒めも、野菜炒めも、炒り卵も、全部、こうした命の循環からの恵みだ。そういう命のつながりから切り離されがちな日常を送る私たちは、この恵みに敬意を払いながら、命の輪の中にちょっとだけお邪魔させてもらった。食卓に並べられた料理の品々から放たれる、どこかホッとする雰囲気に心身ともに癒されながら。

 

You are what you ate.
命は食べたものでできているのである。

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◉9月7日 いのちのうた@ザ・ブードゥーラウンジ(ライブコンサートのご案内)

私が音楽の魅力に初めて触れたのは小学4年生。

当時、通学していた小学校のマーチングバンドに入団し、トランペットを吹かせてもらった時です。それから中学、高校と吹奏楽部で、大学ではジャズ研究会で、13年間、トランペットを奏でました。本場のジャズを聴くために、就職する前にはアメリカに渡航し、ライブハウスを1ヶ月ほど巡る旅をしたこともあります。

そんな青春時代の大部分のエネルギーを注ぎ込んだクラブ、サークル活動でしたが、大学院に進学し、研究中心の暮らしになると、演奏する機会はめっきり減ってしまい、就職をした頃に楽器は実家の押し入れにお蔵入り。もうトランペットを演奏する機会は来ないだろうと思っていました。

ところが3年前。突然、トランペットを演奏する機会が訪れます。

出演したのは「いのちのうた 」。 がんと闘病しながらも、みそ汁づくりを通じて幼い娘に生きる力を伝えようとした家族の物語「はなちゃんのみそ汁」で知られる故安武千恵さんを追悼するライブコンサートです。

闘病中の千恵さんと初めてお会いしたのは2007年のこと。その約1年後に他界するまでの間、みそ汁づくりを中心とした料理の楽しさや大切さを、私は、会話やブログを通じて安武さん家族から学び、以来、私自身も二人の娘たちと台所に立つようになりました。

そんなご縁があり、3年前から1年に1回、安武さん父娘と「いのちのうた」ライブに参加させていただいています。これまでの3年間で演奏した曲は、「たたえる歌」、「JUMP」、「雨上がりの夜空に」。

歌うのは三宅伸治さん。今日、某コンビニエンスストアのBGMとしても有名な「デイ・ドリーム・ビリーバー」を忌野清志郎さんと奏でたザ・タイマーズなどで、日本のロックシーンを牽引してきたシンガー・ソングライターです。

著名人と共演させていただけるなんて甚だ恐れ多く、3年前に初めて参加した際はとても緊張したものです。でも、今ではこの共演を、音楽の持つ不思議な力を実感し、生きる喜びを分かち合う一年に一度の行事として、心から楽しんでいます。

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今年の「いのちのうた」は、9月7日(金)午後7時からザ・ブードゥーラウンジ(福岡市中央区舞鶴1-8-38第19ラインビル4階)で開催されます。

三宅さんのバンドには、ドラマーの梶浦雅弘さん(THE MODS)、ベーシストの渡辺圭一さん(ヒートウェイヴ)が参加。この他、「ペコロスの母に会いに行く」の著者でミュージシャンでもある岡野雄一さん、福岡で愛と平和をテーマにライブ活動を展開するシンガー・ソングライターのコヤナギシンジさんらが出演し、この春、高校生になった千恵さんの長女はなちゃん(15)もダンスを披露します。

全席自由。入場料は前売り券3千円、当日3500円。小学生以下無料(+ワンドリンク500円)。チケットぴあ Pコード122-549。問い合わせはザ・ブードゥーラウンジ= tel:092(732)4642 / e-mail: hakata_voodoo@yahoo.co.jp

ご来場、お待ちしています。

 

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自炊塾&創食倶楽部公開セミナー2018夏のお礼とご報告

この度は、お忙しい中、また、遠方よりお越しくださったみなさま。

さらには、新聞やSNSなどを通じてセミナーの案内にご協力くださったみなさま。

おかげさまで参加者に大変ご満足いただけたセミナーとなりました。

改めてお礼申し上げます。

 

講演ゲストに対する学生たちのコメント

北折一氏による 「ガッテン流食育」のおはなし

  • きれきれのトーク力で話に引き込まれました。一度聴いたら忘れられない自己紹介『敗北の北に挫折の折、そしてマイナスの一で北折一です』、ついつい聞いてしまうような話の展開とスピードなど参考にしたいポイントが満載でした。一番驚いたことは、北折さんはもともと人前で話すことが得意ではなかったということ、そしてそれを克服するために慣れるまではプレゼンで話す内容をすべて原稿として書き起こし、それを何度も読んで練習するという努力家であるということです。

  • プレゼンのプロだとお伺いしていたので、元々は人前で話すことが苦手だったということに驚きました。人前で話すことを苦手としている人は多いし、実際私もそうだったのですが、その対策としてまるで演劇かのように一言一句違わずに覚えてしまうということは思いつかなかったので参考になりました。盛りだくさんの90分のお話で、お話が上手なのももちろんあったのであっという間に感じました。自分自身のプレゼンに使えそうな点がいっぱいあったし、反省点も見えてきたので今後は直していって魅力的なプレゼンができるよう頑張ります。

  • あっという間の90分間でした。そしてこんなにも人を惹きつける話をすることのできる人がいるのだということに驚きました。「伝える」ことと「伝わる」ことは別であるとか、相手に「聞きたいモードを作らせる」とかプレゼンの際にも役に立つような内容も盛りだくさんでした。常識に囚われず、今までと少し異なったことをやってみる→変えてみる。なんでも一回はやってみるというチャレンジ精神を持って生きていきたいと思いました。

  • 小さい頃、ためしてガッテンは見始めたら「ついつい」最後まで見ていましたが、それは北折さんの仕掛けた落とし穴に見事に引っかかっていたためだったのだということに今日気づきました。「とっておきの生き方は、今ある何かを変えてみることだ🐸」「成功は試行錯誤からしか生まれない」という言葉がとても印象的でした。

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樋口勇八郎氏による「うきはの山茶」のおはなし

  • 自営業の大変さ、樋口さんの苦労とお茶に対する想いがひしひしと伝わるお話でした。私も将来農業を通じて地元を活性化させたいと考えているので、お茶を通じて地元を活性化させたいという樋口さんの言葉が印象的でした。また、急須で最後の一滴までお茶を注ぎ切ることは今まで意識したことがなかったのですが、お茶の生産者さんのことを思えば、最もお茶が美味しくなる注ぎ方で、最後の一滴まで飲むことは消費者の私たちができる恩返しなのかなーと思いました。

  • うきはの山茶の樋口さんのお話では特に製茶業を継ぐことを口に出して言ったことが人生の中でも大きな転換のきっかけになったとお話されていたのが印象的でした。また、日本茶一つをとっても何種類もの品種がありそれぞれに個性があることを初めて知りとても驚きました。自分もお茶の飲み比べをやってみたいと思いました。

  • 樋口さんの作るお茶は、普段紅茶派の私にとっても飲みやすく驚きました。渋みが苦手なので日本茶は得意ではなかったのですが、一つ一つ味が全く異なり、私も飲める日本茶があったことが嬉しかったです。また、家業を継ぐきっかけが火事にあったことだったことにも驚きました。"人生何があるかは分からない"とはよく言いますが、本当にその通りだなと思いました。

  • 人生の転機がいつ訪れるかわからないということが一番印象に残っています。大学生活でも何気なく話したことやとった行動が将来につながるかもしれないと考えると、貴重な4年間を無駄にしたくないと思いました。

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竹内太郎氏による「摘み草ブレンドティー」のおはなし 

  • 茶畑といえばきれいに手入れされてモノだけを想像していたが、自然のありのままのような茶畑があることに驚いた。
  • ブレンド茶の試飲をしました。たった0.1gしか入れていない野草の葉が、そのお茶の味のアクセントになったりしているのが面白いと思いました。

  • お茶のお話をされている竹内さんの生き生きとした姿が印象的でした。たとえ給料が良くても自分が満足しない仕事よりも自分が満足できる仕事をするほうが絶対楽しいのだと確信しました。

  • 安定した生活に物足りなさを感じて高知で摘み草ブレンドティーを作り始めたということで、とてもチャレンジ精神に溢れている方だと思いました。ブレンドティーを試飲させていただきましたが、どれも普通のフレーバーティーにはないような素敵な味わいで感動しました。仁淀ブルーにダイブしに行きたいです。

  • 「商品について淡々と事実を並べるだけでそれがキャッチコピー文章になる商品をつくりたい」という言葉の通り、竹内さんのお茶へのこだわりが伝わってきました。飲み比べてみると、口当たりや香りが全然違ったので驚きました。とても大胆な職業転換をされていて、私も自分のやりたいこと、想いを大切にして生きていきたいと思いました。

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一品持ち寄り昼食会で賑やかに交流

 自炊塾受講生は「何度も作って見たいおかず」をテーマに、いつもより少し多めの一品を持参。 ゲストや一般参加者と歓談しながらのとても賑やかな昼食会となりました。一般参加者からは「学生の自炊力の高さに驚きました」「この取り組みを全国の大学に広げてほしい」「彼らがどんな大人になるか楽しみ」「これからもずっと自炊を続けてください」など、暖かいメッセージを多数いただきました。

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直売マーケットは大好評

 講演会場の後方スペースでは、北折さんの著書販売、樋口さんと竹内さんのお茶販売の他、創食倶楽部(自炊塾卒業生による食の自主勉強団体)がこの日のために糸島の珈琲屋とコラボして作ったオリジナルブレンドコーヒーを提供・販売する喫茶、宗像の有機野菜農家と福津の有機ハーブガードナーのコラボによるピクルスセット、北九州で人気の蕎麦屋オーナーによるそば粉スイーツとだし商品など、直売ブースが設置され、ちょっとしたマーケットのような賑わいでした。

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セミナーの振り返りと今後の抱負

 参加人数は、学生を含めて約50名と、期待したほど集まらず、人を集めることの難しさを久しぶりに実感した次第です。それにも関わらず、私を含め多くの方々が充実感を抱いたセミナーだったように思います。

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 振り返れば、2006年から続く九大の食育の歴史は、学生と教員の協働の歴史ですが、主人公はいつも学生たちでした。数年後に社会へ巣立っていく彼らが、やがて、日本の農業を応援し、社会をより良くする方向へ変える消費行動を自ら起こす人になって欲しい。そんな思いで、九大の「弁当の日」に参加し、2013年より毎年「自炊塾」を開講してきました。そして今回は、急須を使ってお茶を入れ、日本のお茶農家にエールを送る人になってもらおうと、本セミナーを企画しました。

 

 「弁当の日」や「自炊塾」で私が大切にしてきたその目標は、今回のセミナーでも成就できたと思います。参加が必修でないにも関わらず、7時間ぶっ続けのセミナーに20人以上の学生が参加し、前述のような満足感を感じ、積極的にセミナーの縁の下の力持ちになってくれたことが、何よもの証です。

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 そんな前向で素直な学生たちに、ご多用中にも関わらず遠方より駆けつけた3人のゲストや一般参加の方々より「このセミナーならリピートしたい」とおっしゃっていただき、この上ない喜びを感じております。みなさまから学生へかけていただいたたくさんの暖かい言葉も、彼らの将来を見つめ直すための大いなるヒントとなったに違いありません。

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私事ですが、現在の職場の任期が残すところ2年を切りました。それは、来年度の自炊塾が、九大で最後の自炊塾になるかもしれないことも意味しています。来年の公開セミナーがその節目にふさわしい内容となるよう、1年をかけてさらに精進していく所存です。


今後も自炊塾と創食倶楽部へのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

ガッテン流伝わるプレゼン

 

情報の正しさは大切です。

 

でも、正しいことを伝えようとしても、思うように伝わらなかった。

 

そんな経験、ありませんか。

 

例えば、病気にならないために、甘いものは控えましょう、健康に維持するために、早寝早起きしましょうと言っても、なかなかしてもらえないとか。

 

「正しいことをきちんと伝えないこと。それが伝わるための極意」

 

そう言うのは、あの高視聴率番組、NHKためしてガッテンを長年にわたりプロデュースしてきた北折一さん。

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ちょっとした工夫で、多くの人をガッテンさせることができる。

 

目から鱗が落ちる人を動かすプレゼン力。

 

自炊塾&創食倶楽部公開セミナー@九大西新プラザで。

7月16日 公開セミナー「おいしい塾 ~ お茶でもいかが?」 (福岡県)

 

飛び入り大歓迎です!